志望を変更します。

2004年9月12日
みなさんご存知の通り、僕は顎関節症で今年の1月から月に1〜2回歯科センターに通っています。で、6月に虫歯が見つかって、それ以来、歯に神経質になってしまって、チョットのことで、虫歯ではないかと悩んだり、治療した歯が数年で悪くなり、結果として抜歯になり、入れ歯になるかもと思い悩み、常に歯のことが頭から離れなくなって困っています。自分の歯が失われていくのが怖いのです。神経質な自分が嫌になります(こんなことで悩む人はいないですよね)。

で、通っている精神科の先生に、「歯のことで悩んで憂鬱です。」といっても、精神科の医師には歯科のことはわかりません。

また、通っている歯科の先生に歯のことで憂鬱なんですといっても、歯を治せても、精神科の医師ではないので心のケアはできません。

実際、僕以外にも、歯と心の問題等で悩んでおられる方がかなり多くいるみたいで、

・パニック障害で歯科治療ができない方
・摂食障害による嘔吐で歯が溶けてしまい、歯科医師の理解が得られずに困っている方
・原因の良く分からない顎関節症で迷惑がられ、挙句の果てに気違い扱いを受けておられる方
・治療済みの歯の痛みが気になり、うつ状態になっている方、
・入れ歯が合わずに「義歯神経症」になっている方
・良く分からない舌の痛みに困っている方
・歯医者が怖くて行けない「歯科恐怖症」の方
・歯並びの問題で心まで病んでおられる方
・口臭がないのに口臭があると思ってしまって対人恐怖症のあるる方
・スキッパ歯で発音がうまくできず、ふさぎ気味になった国際線パイロットの方等々

こんなに悩んでおられる方がいるのに、医科と歯科は完全に分断されていて、医科と歯科の境界線上の疾患を見れる医師は本当に少ないんだと途方にくれました。

近年、歯学部に心身歯学の講座ができたり、歯科医院にも心療歯科をうたうところも出てきた。しかし、まだまだ数は少なく、多くの歯科医師は精神医学や心理学の知識を十分持ち合わせているわけではない(中にはカウンセリングの勉強をされてる先生もおられるが)。

また、医院の看板に心療歯科と標榜(病院や医院の看板に内科・外科と書くこと)ができない(厚生労働省の許可がないため。ちなみに心療内科の標榜の許可は平成8年)。まだまだ、未開の分野なのである。

したがって、自らこの分野を発展させ、心も歯も両方診れる医師になりたいと思ったのである。また、医科と歯科の繋がりの重要性も訴えていきたいとも思う。元々、志望は臨床心理士→精神科医というように、こころのケアに関するものであったので、話に筋は通っていると思う。

加えて、自分の歯が結構ボロボロなので、自分の歯を自分で守りたいと言う思いもある。また、適当な治療(すぐ再発する治療)を受けて、歯で苦労する方々を減らしたいという思いもある。

あと、細かい作業が好きということもあるかもしれない。 と言うことで、歯学部に志望を変更しようと思う。医師もだと思うが、それ以上に将来が暗い職業(現在歯科医院の廃業があいついでいる)と言われているが、金儲けが目的ではないので構わない。

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